STK's BLOG
ブログ
ブログ
1968年 最高速度は200Km、ゼロヨン13秒、価格1,000ドルを切る
これらを必達の目標として掲げ、ホンダCB750より早く全米デビューを果たした
世界初の2スト並列3気筒エンジンを搭載した、夢と希望に満ち溢れるマシン。
それが 500SS H1KA いわゆる「マッハⅢ」です。
H1は500ccであり、後に開発されたH2は750ccの2スト3気筒です。
750ccのマッハ(初期型)にMACH Ⅲ750のエンブレムが付いているので
混同しがちですが、それは機会があればつぶやきます。
世間で「マッハ」と言われるマシンですが、排気量別に下記のような呼び名が付いています。
250cc マッハⅠ、350cc マッハⅡ、500cc マッハⅢ、750cc マッハⅣ
後にKHシリーズに移行していく過程で750ccと500ccが無くなり400ccが
最大排気量となります。
私のマッハⅢは 1973年8月に川崎重工 明石工場にて製造されました。
私と1か月違いの同い年という事になります。
先日ご紹介した「W3」も同時期に同じ工場で製造されましたので、同級生か後輩になります。
H1Eと呼ばれるモデルで、KA→H1A→H1B→(H1C)→H1D→H1E→H1Fと進化します。
H1CはH1BからH1Dに移行する際にできた混合マシンと言われ、実在するかは疑問です。
ちなみに私のH1Eもなかなかのレアでして、H1DとH1Fの中間的な存在です。
簡単に言えば「F」のマシン構造でありながら、見た目は「D」に似ていて「F」とは違う。
1968年から1975年までに約12万台が生産されたそうです。